こんにちは検査員の牧野です。

今回は白内障手術に用いる眼内レンズの種類についてお話をさせて頂きます。

まずは眼内レンズは単焦点レンズ（保険適用）と多焦点レンズ（保険適用外）があります。

単焦点レンズは遠方や近方などを希望する1つの距離に焦点が合います。合わせた距離以外のものをみるには焦点が合わないため眼鏡が必要になります.

多焦点レンズは複数の距離に焦点が合うレンズです。（見え方に慣れるまで時間がかかることがあります。）

2焦点レンズ：遠くと近くの2つの距離に焦点が合います。

3焦点レンズ：遠くと近くに加え中間にも焦点があります。

2，3焦点レンズはコントラスト感度の低下や夜に照明灯の光をみるとまぶしくみえる「グレア」、光の周りに輪がみえる「ハロー」を感じることがあります。

連続焦点型レンズは遠方から手元まで広い範囲で連続的に焦点が合います。このレンズは高いコントラスト感度を維持し、ハローおよびグレアが少なく鮮明で良好な見え方を実現させます。

当院では単焦点レンズ、多焦点レンズともに使用してます。本日は遠方から単焦点レンズのLETIS Comfortの挿入相談で患者様が来院されました。

ライフスタイルやどのような見え方を希望するかで最適なレンズを決定させて頂きます。ご家族とも相談して眼の状態と術後の生活に適した眼内レンズを提案させて頂きます。